妊娠3か月はどんな状態?

妊娠3か月はどんな状態?

妊娠3カ月(8〜11週頃)になるとお腹の中の赤ちゃんは胎芽から胎児と呼ばれるようになります。心臓や肝臓、腎臓などの基本的な内臓はできあがってきています。赤ちゃんの心臓はすでに脈を打っているので、妊娠初期と言われる時期ですが、少しずつお母さんになる実感が強まってくる頃ではないでしょうか。そんな実感に喜びを感じたり不安を感じたり、気分はまだ安定しないかもしれませんが、つわりのピークも落ち着いてくる時期なので、身体と一緒に気持ちも楽になっていくといいですね。

妊娠3ヶ月

また、この時期には器官形成期と呼ばれる神経・呼吸機能、循環器系、消化器系などの主要な臓器が急速に発達する時期が終わり、11週頃になると一応完成します。そのため、赤ちゃんが何らかの影響を受けても奇形がみられることはなくなると言われます。
しかし、薬物やアルコール、煙草、カフェイン、サプリメントなどによる栄養素の過剰摂取をしても問題ないというわけではありませんので、今後も気を付けていきましょう。

食事摂取基準は引き続き妊婦の初期の付加量を参考にします。特に葉酸はしっかり、その他にも鉄分、カルシウムなど不足しがちと言われる栄養素も意識して取り入れられるといいですね。

つわり対策と葉酸の摂取

つわりのしくみははっきりと解明されていないところもあり、その症状やピークの時期などにも個人差がみられます。一般的なピークは7〜9週頃という人が多く、妊娠3か月頃になると、少しずつつわりが楽になってくる人も増えてくるでしょう。
つわりがつらい人は、水分の補給を十分に行いながら、個人の嗜好に応じて食べやすいものを取り入れていきましょう。

水分も受け付けなかったり、尿がほとんど出なかったり、朝から晩まで吐いている場合などは妊娠悪阻と呼ばれる状態なので病院にかかるようにしましょう。
また、胎児の神経管閉鎖障害のリスク低減のためには妊娠1か月前から妊娠3カ月の間に葉酸を十分に摂取することが大切とされています。つわりがつらい時期であっても、嗜好に合わせながら葉酸を多く含む青菜類やブロッコリー、卵黄、納豆、イチゴやマンゴー、アボカドの食材を取り入れていきましょう。

立ちくらみ、めまい、肌の乾燥のお悩み解決

この時期には血液が赤ちゃんのいる子宮に集中し、母体の頭へいく血液が少なくなるため、立ちくらみやめまいなど脳貧血の症状が出やすくなります。この脳貧血は血液が薄くなる通常の貧血とは異なり、鉄分を補給したら改善するというものではありません。ですから、安易にサプリメントに頼ったり、特定のものだけを食べるような偏った食生活になったりしないようにしましょう。この妊娠によって起こる脳貧血はなかなか予防が難しいのですが、急に立ち上がらない・ゆっくり起き上がる、規則正しい生活やストレスの軽減、適度な運動を心がけるとよいでしょう。

また、お母さんの身体が乾燥肌に傾いてくることが多いようです。化粧品やクリーム、リップクリームなど外用薬は基本的に影響がないとされていますので、肌の調子に合わせて取り入れていくとよいですね。
肌の乾燥の悩みは食事でも改善ができます。役立つ栄養素をご紹介します。

ビタミン

・ビタミンA(多く含まれる食品:レバー、うなぎ、緑黄色野菜など)

皮膚や粘膜の健康保持に役立ち、うるおい維持にも効果的です。ただし、妊娠中のビタミンAの過剰摂取は胎児奇形のリスクがあるので、動物性のレバーやうなぎなどからの摂取は大量に食べないことが大切です。どのくらい摂ったらいいのかよくわからない場合などは、緑黄色野菜に含まれるカロテン(体内で必要な分だけビタミンAになる物質)からの摂取が安心です。

・ビタミンB群(多く含まれる食品:豚肉、卵、大豆など)

栄養素の代謝に関わるビタミンB群は新陳代謝を活発にし、乾燥によって起こる炎症などの肌トラブルの予防にも役立ちます。これらの栄養素は妊娠中の付加量も設定されているので、意識して取り入れるとよいでしょう。

・ビタミンC(多く含まれる食品:野菜、果物、じゃがいもなど)

コラーゲンの合成に欠かせない栄養素です。コラーゲンは肌のハリと関係していますが、乾燥肌の予防にも役立つとされています。

お腹の中の赤ちゃんの成長とともにお母さんの身体にも色々な変化が表れてきますね。
初めての経験に戸惑うことやつらいときもあるかもしれませんが、「赤ちゃんが元気に育っているんだ」と前向きな気持ちで、身体の変化とも付き合っていけるといいですね。

 

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