妊娠8ヶ月の気をつけるべき栄養素

【妊娠8ヵ月から後期に入ります!】

妊娠8ヶ月

妊娠8ヶ月に入りましたね。今月からいよいよ妊娠後期です。お腹の中との赤ちゃんとの生活もあと3カ月ほどです。

この8カ月目に特にお伝えしておきたいのが、食事摂取基準の付加量の変化です。
赤ちゃんの成長とともに、必要なエネルギー、栄養素も増えてきましたが、中期から後期ではどのように変化したのか、見て行きましょう。

●後期から付加量が設定されている又は付加量が増える栄養素

(すべて1日当たりの付加量、左が中期の値で→の右側が後期の値です。)

・エネルギー +250kcal → +450kcal
・タンパク質 +10g → +25g
・ビタミンA 0 → +80?
(鉄分は中期と同じ+15?/日のままです。) 

ビタミンAはお腹の中の赤ちゃんの体内にも蓄積されていますが、そのほとんどは最後の3カ月で蓄積されます。そのため、妊娠後期から付加量が設定されています。

ビタミンAはレバーやうなぎに多く含まれていますが、過剰摂取につながる可能性もあり、食べる量に注意が必要になります。緑黄色野菜に多く含まれるカロテンは体内で必要な分だけビタミンAになるので、色の濃い野菜をしっかり摂る方法もおすすめです。

エネルギー、タンパク質も中期よりもぐっと付加量が増えました。良質なタンパク質を含む肉や魚、大豆製品、卵、牛乳などを取り入れていくと、エネルギーも一緒に摂れます。タンパク質源からのエネルギー摂取も考慮しながら、偏ったエネルギー摂取にならないようにしていきましょう。糖質や脂質に偏ったエネルギー摂取には注意して下さいね。

【後期に多い悩み…妊娠高血圧症候群】

妊娠高血圧症候群は妊娠20週以降、分娩後12週まで高血圧が見られるもので、後期に多いトラブルです。なぜ後期に多いかというと、赤ちゃんにたっぷりと血液を送り込むため、後期になると体内の血流量は妊娠していなかったときの約1.5倍になります。このように後期になるほど血管や腎臓にかかる負担が大きくなるためと言われています。しかし、妊娠高血圧症候群は、はっきりとした原因はわからないという説もあり、予防は難しいのが実際です。

一般的な高血圧では減塩で改善するタイプの人がいますが、この妊娠高血圧症候群では減塩による予防効果はないと言われています。しかし、日頃から高血圧傾向の人は悪化しないためにも塩分控えめの食事を心がけるとよいでしょう。

塩分を控えてもおいしく頂くコツは、だしをきかせる・酸味を取り入れる・香味野菜を取り入れる等があります。だしをとることは出産後の離乳食作りにも役立ちますし、酢や柑橘類、香味野菜などを取り入れると献立のバリエーションも増えますので、ぜひ活用してみて下さいね。

【8カ月のおすすめレシピ】

いよいよ後期に入り、エネルギーやタンパク質の必要量が増えて、ビタミンAの付加量も加わりました。そこで今回は手軽にこれらの栄養素が摂れる丼料理をご紹介します。ほうれん草入りの納豆卵丼です。

ほうれん草は体内でビタミンAになるカロテンが豊富に含まれ、納豆と卵からは良質なタンパク質が摂れます。丼のごはんは大事なエネルギー源で、150gのごはんで252kcalが摂取できます。また、納豆とほうれん草には鉄分も比較的多く含まれているので、中期から引き続き+15?と多めの付加量が設定されている鉄分も摂れるような内容になっています。

妊娠8ヶ月

妊娠8ヶ月

<材料(一人分)>
・ごはん 150g
・納豆 1パック(50g)
・温泉卵 1個(50g)
・ほうれん草 25g
・納豆の付属のタレ 1個

<作り方>
1.ほうれん草は2〜3分茹でて流水で冷まし、根元を切り落として細かく刻む。
2.納豆に1のほうれん草と付属のタレを加えて混ぜて、丼に盛り付けたごはんの上にのせる。
3.温泉卵をのせて完成。お好みで目玉焼きや生卵でもよいです。

卵と納豆は調理方法も簡単で、良質なタンパク質源です。また、肉や魚よりも日持ちして多少の買い置きも可能ですから、上手に取り入れていきたいですね。
お腹が大きくなってきて、料理などの日常生活も大変になってきたという方もいらっしゃるかと思いますが、自分で取り組める範囲で、無理せずに食生活にも気を付けていきましょう。

 

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