妊娠初期で知っておきたい2つの症状

妊娠と医師

妊娠初期〜中期のお腹の痛みや張りに注意!!

妊娠中はお腹が張ることは頻繁にあります。それは子宮が収縮しているためです。お腹の張りや痛みがおこる原因は、ママの疲労、長時間の立ち作業など様々で個人差があります。少し休めば症状が落ち着くようであれば問題はないでしょう。この痛みや張りに出血が加わると要注意です。妊娠初期に突然の激痛と出血を伴う場合は子宮外妊娠、切迫流産、流産の可能性があります。出血が見られたらすぐに病院を受診しましょう。

妊娠初期から中期にかけては胎盤の形が完成するまでの間は出血がおこることがあります。また、妊娠発覚と同時に着床出血と呼ばれる少量の出血が起こることがありますが、これは子宮の壁の粘膜から絨毛と呼ばれるものが延びて根を張ります。この時、粘膜にある血管が破れるためこの着床出血を起こすといわれています。

子宮外妊娠

受精卵が子宮以外の場所に着床してしまうことを子宮外妊娠と言います。子宮以外の場所とは、例えば卵管や卵巣、腹腔、などです。子宮外妊娠の98%以上は卵管に着床してしまうケースが多いようです。妊娠中の1%くらいの割合で起こるといわれています。

しかし子宮外妊娠のような異常妊娠の場合でも妊娠検査薬では陽性になります。妊娠検査薬だけではその妊娠が正常に妊娠しているか、異常な妊娠かは区別できないのです。症状は無症状のことも少なくなく、妊娠初期に腹痛や少量の出血が見られることもあります。妊娠7〜8週頃に卵管破裂を起こすと大出血となります。妊娠して安心していたために病院受診が遅れてしまうこともあります。子宮外妊娠は生命に危険が及ぶこともあるため早めの受診が必要です。妊娠が判明したら産婦人科の受診は早めにしましょう。

子宮外妊娠の診断がついたら早めに処置をします。最も多い卵管妊娠では、その部位を切除します。どのような手術になるかは子宮外妊娠の状態によって変わります。しかし、例え卵管妊娠で片方の卵管を切除してしまってももう一方の卵管に異常がなければ残りの卵管で妊娠することは可能です。

胞状奇胎

妊娠初期に、お腹の赤ちゃんを包む卵膜や胎盤を作る絨毛が異常に増殖して1cmほどの水泡が子宮内に充満し赤ちゃんを吸収してしまう病気です。胞状奇胎が起こる原因は受精卵そのものに原因があることが多く、たまたま核のない卵子と精子が受精して細胞分裂が始まると胞状奇胎になるといわれています。1%くらいの割合で発症し、高齢妊娠の場合に多いと言われています。胞状奇胎であっても極初期のうちは正常妊娠と区別がつかないことがあります。症状としては、吐き気、つわり症状などの症状が強いこと、妊娠週数の割に子宮が大きすぎることなどが挙げられます。また、茶褐色のおりものや出血も続くことがあります。これらの症状が見られたら早めに受診しましょう。胞状奇胎の診断がついたらなるべく早めに子宮の内容物の除去を行います。何回かに分けて胞状奇胎が完全になくなるまで行われます。完全に取り除いておかないと残った胞状奇胎が悪さをし、がん化する恐れもあります。完全に除去しても残っている場合もあるため、手術後約1年は定期的な受診が必要です。次の妊娠に向けて必ず定期受診に行くようにしましょう。

 

妊娠中は、様々な場面でお腹が張ったり、痛むことがあります。子宮がどんどん大きくなるためお腹の筋肉が伸び、その筋肉が伸びる違和感を張りと感じる人も少なくありません。また、子宮を支える靭帯が引っ張られるため足の付け根に痛みを感じる場合もあります。

さらに、便秘や膀胱炎でも似たようなお腹の張りを伴いますし、痔の場合は膣からの出血と勘違いすることもあります。お腹の張りや痛みに加え、出血を伴う場合は必ず早めに受診しましょう。

 

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