妊娠中期で知っておきたい2つの症状

妊娠と医師

妊娠中期のお腹の張りや痛みにも注意!!

妊娠中期になるとお腹の張りを感じる場所も広範囲になってきます。妊娠中期のお腹の張り、痛みに加え、出血を伴う場合は切迫流産、流産(妊娠初期にも起こります)、切迫早産、早産の可能性があります。少しでも出血があったら自己判断はせずにナプキンなどを当て産婦人科に連絡し、医師に指示を仰ぎましょう。出血の色や量も覚えておいて医師に伝えると良いでしょう。

切迫流産・流産

「切迫流産」とは、流産しそうな状態(妊娠継続可)、「流産」とは赤ちゃんが流産しお腹で育つことができなくなった状態(妊娠継続不可)を指します。切迫流産の場合、妊娠7〜8週頃までに赤ちゃんの心拍が確認でき子宮頸管が閉じていれば、例え少量の出血や痛みがあってもその後の妊娠にほとんど支障なく、妊娠が継続できる場合が多いです。切迫流産の原因は様々ありますがママの過重労働、疲れ、長時間労働、立ち業務などの母体側が原因で起こる場合と受精卵が着床する位置や過程で出血などが起こる胎児側の原因で起こる場合があります。流産の場合の原因は、初期流産の場合(妊娠12週未満)は胎児側に原因があるといわれています。染色体の異常などによってそれ以上成長できなくなるためです。妊娠後期(妊娠12週から22週頃)に起こる流産の原因は母体側の原因によることが多いようです。子宮内感染症や子宮頸管無力症、子宮筋腫、膠原病などです。流産の確率は10%にも及びます。10人に1人は流産しているという事になります。

一般的には、切迫流産も流産も症状は、下腹部痛と出血です。症状が出現した際は早めに病院へ受診しましょう。

切迫流産の場合は、なるべく安静を保ちながら過ごすことが重要になります。トイレ以外は安静にと指示されることもあります。安静度はその時の状態によって変わりますが、必ず医師の指示に従うようにしましょう。

流産の場合は、お腹の古い細胞組織を早急に取り除く必要があります。なぜならそれが原因で子宮内感染や卵管閉塞など次の妊娠へ影響する疾患に罹る場合もあるためです。

流産の手術をして子宮内がきれいになった後は、次の月経までセックスを控えその後医師の許可が出れば妊娠が可能になります。3回以上流産を繰り返した場合は「習慣流産」といって検査・治療の対象となります。習慣流産の場合、次に妊娠したとしても流産の確率が60%以上と高確率で再び流産になる確率が多いためです。習慣流産には様々なものがありますが、いずれにせよ原因に応じた治療法が必ずあります。的確な医師の診断、診察と確実な治療を受ければ、次回からの妊娠は正常という場合も多いのでいつか元気な赤ちゃんを授かることができる日が来るという事を忘れないでください。

流産をしてしまうと、ママは「自分のせいではないか…」と悩む方がとても多いです。しかし、流産の原因である赤ちゃんの染色体異常はたまたま妊娠の時に何らかの理由で異常を起こしたという事でママの生活や体に原因があったという事ではありません。あまり気に病まないようにすることが大切です。

子宮頸管無力症

 

子宮頸管無力症については、上記のトラブルのようにお腹の張りや痛み、出血を伴いません。ときどきお腹の張りを感じる方もいますがほとんど自覚症状はありません。

 

子宮頸管無力症とは、その名の通り、自覚症状がないままに子宮頸管に力がなく、子宮口が開いてしまう病気です。子宮頸管は、赤ちゃんがいる子宮口から膣につながる管の部分で、妊娠中にはおなかの赤ちゃんを支え、出産時には産道になるところです。しかし、妊娠中は子宮口は閉じていなければなりません。そこがなんの自覚症状もなく開いてしまうのです。子宮の内圧が高くなる妊娠16週から22週頃に多く、頻度は0.5%前後です。原因には生まれつき子宮頸管が弱いこと、子宮頸管の感染、などがあります。

 

治療は、子宮頸管無力症が、流産や早産につながる恐れもあるため早めに子宮口を縛る手術をします。そして出産が近くなった妊娠37週頃に抜糸します。

 

妊娠中期も様々なトラブルや疾患があります。少しでも異常を感じたら必ず主治医に相談し、適切な治療を受けましょう。

 

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