妊婦さんのためのヨガ哲学「アヒムサ」

妊婦さんヨガ

頑張りすぎてしまう妊婦さんたちへ

キャリアに家事、家族の世話など、現代の女性はたくさんの責任を負っているように思います。こんなにもたくさんの責任を、妊娠してからも負い続けるのは、妊婦さんにとっても赤ちゃんにとっても良くありません。ヨガにおいて、自分や赤ちゃんを労らないことは、ヨガの考えである「アヒムサ(非暴力)」に反しているといえます。

アシュタンガ(八支則)とは

ヨガの哲学には、八支則というものが存在します。これはヨガの代表的な教典であるパタンジャリの「ヨーガ・スートラ」に記載されており、人が悟りに達するための8段階を示しています。

1、ヤマ 禁戒(行ってはいけない5つの心得)

2、ニヤマ 勧戒(行うべき5つの心得)

3、アーサナ 体位法(座法、ポーズ)

4、プラーナヤーマ 調気法(呼吸のコントロール)

5、プラティヤハーラ 制感(感覚の制御)

6、ダーラナー 凝念(集中すること)

7、ディヤーナ 静慮(瞑想)

8、サマーディ 三昧(悟り)

現在では様々なヨガの流派がありますが、ヨガの根底には常にこの八支則が存在します。1〜4が身体的、5~8が精神的な段階です。ますは道徳を心得て、ポースと呼吸法で体を鍛錬して、そして初めて自分の内面に取り組むことができると考えます。ヨガというとポーズを取ることを思い浮かべることが多いですが、実際わたしたちがヨガスタジオで行っているのは3:アーサナと4:プラーナヤーマということになります。

アヒムサとは心と体に素直でいること

1、ヤマは、人や物にたいして行うべきではない5つのことです。そのうちのまず一つ目は「アヒムサ」で、これは「非暴力」という意味です。暴力という言葉を聞くと私達は身体的な暴力を思い浮かべますが、それだけではありません。言葉の暴力や、暴力的な考えを持つこともアヒムサに反すると考えられます。ヨガのクラスで、体に無理のあるポーズを無理やりすることも(ご自身の身体への)暴力に含まれます。

妊婦さんのアヒムサ

妊娠前に行っていた沢山のことを妊娠してからも継続して行うとすると、どうでなるでしょう。体に無理をさせることになり、心も疲れきってしまいます。
これはヨガのアヒムサに反します。妊婦さんはご自身の身体と心の声に常に耳をかたむけ、その声に素直でいることを心がけましょう。
例えば妊婦さんにはたくさんの休息が必要です。
身体が休息を必要としているにもかかわらず、無理をして休憩をとらないのは、妊婦さん自身に対して暴力的と考えられるでしょう。休息を取らないことでカフェインをたくさん取ったり、暴食すれば赤ちゃんの健康にも良くありません。

赤ちゃんへのアヒムサ

赤ちゃんは妊婦さんの身体の中にいますから、妊婦さん自身の健康に悪いことは赤ちゃんの健康にも悪影響です。
休息を取らなかったり、暴飲暴食をすれば、お母さんだけでなく赤ちゃんも疲れてしまいます。
妊婦さんの身体的健康が損なわれることで、感情の起伏が激しくなって泣いたり怒ってばかりしていると、赤ちゃんもそれを感じ取ります。
ほかにも妊娠中に暴力的な音楽をばかりを聞いていると、赤ちゃんは怒りの波動を受け取ります。怖い映画ばかりを見続ければ、お母さんが受け取ったその恐怖の感情を赤ちゃんも受け取るでしょう。アヒムサを行うということは自分だけでなく、赤ちゃんの気持ちを考慮することでもあります。

妊婦さん自身や赤ちゃんに暴力的にならないこと、そして傷つけることをしないという選択をすることもアヒムサになります。
自分と赤ちゃんに優しくいるために、他人の援助が必要な場合は素直に頼りましょう。ヨガでは、自分を愛せてこと、他人を愛せると考えます。まずは自分を愛してあげましょう。

 

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