男性の妊娠しやすい体づくりに大切なビタミンE

ビタミンE

【妊活にも役立つ栄養素ビタミンE】

妊娠中の食事は、妊婦さんであるお母さんの健康管理はもちろん、赤ちゃんのライフステージの最も初期の段階の栄養状態を形づくるものとしても重要とされています。
安心して元気な赤ちゃんを出産するためにも、食事や栄養にも気を付けていきたいですね。
栄養素は色々と種類がありますが、今回はその中でも脂溶性のビタミンで、妊活とも関係があるというビタミンEに着目してみましょう。

ビタミンEは黄体ホルモン、男性ホルモンの生成分泌に関わり、生殖機能を維持するという報告もあることや、ビタミンEの経口摂取で受精率の向上に有効性が示唆されていることもあり、不足すると不妊になると言われています。

これらのことからも、妊活中のご夫婦にとって、強い味方になってくれそうな栄養素ですね。

妊娠してからのビタミンEについてはこれからお伝えしたいと思いますが、妊娠前からも不足しないように摂取していきたいですね。

さて、食事摂取基準2015では、妊婦のビタミンEの目安量を7.0?/日として策定しています。妊娠していない成人女性の目安量が6.0?/日ですから、妊娠後は今までよりも多く摂る必要があることになります。

妊娠中は血中脂質の上昇がみられ、それとともに血中のα-トコフェロール(ビタミンE)濃度も上昇します。しかし、特に妊娠中のビタミンEの欠乏に関する報告がないことから、これまでの妊婦のビタミンEの摂取量を参考に、このくらい摂れば大丈夫だろうという目安量が策定されました。

【欠乏症と過剰症について】

ビタミンEは通常の食品からの摂取では、欠乏症も過剰症も発症しないと言われています。
しかし、動物実験では、欠乏すると不妊や脳軟化症、肝臓壊死、腎障害、溶血性貧血などの症状がみられ、過剰症では出血傾向が上昇することがわかっています。ちなみに上限量の設定は、ヒトでの出血作用に関するデータをもとに算定しています。

その値は妊娠していない19〜29歳女性で650?/日、30〜49歳女性で700?/日です。
妊婦の耐容上限量の設定はありませんが、上記の値も参考にしながら、サプリメント等を使用する際には気を付けるとよいでしょう。

また、サプリメントのビタミンEを用いた色々な研究がありますが、過剰のビタミンEとの骨粗鬆症の関連を示す報告もあり、まだ明確な根拠は得られていないようですが、こういったことからも、サプリメントではなく通常の食品からの摂取のほうが安心と言えそうです。

【ビタミンEが多い食品】

ビタミンEが多く含まれている食品にはナッツやごまなどの種実類があります。中でもアーモンドはビタミンEのうち、α-トコフェロールという最も強い活性をもつものを多く含んでいます。また、種実類ではありませんが落花生(ピーナッツ)も比較的ビタミンEが多く、他にも、サフラワー油などの植物油、うなぎ、たらこなどもビタミンEが多い食品です。

ちなみに食品から耐容上限量を上回るためには、ビタミンEが多いアーモンドを1日に約2kg以上食べることになるのですが、おそらく無理だと考えられるので、このことからも積極的に料理に取り入れても心配はいらなそうですね。

今回は、アーモンドを使った簡単レシピをご紹介します。
トーストに混ぜて塗るだけなので、忙しい時や、「料理がちょっと苦手…」という方にも作りやすいかと思います。

ビタミンE

ビタミンE

<材料(一人分)>
・食パン 1枚
・砂糖 大さじ1/2
・バター 小さじ1
・アーモンドスライス 8g

<作り方>
1.バターを室温で柔らかくし、砂糖、アーモンドスライスとあわせて混ぜる。
2.食パンに1を塗り、トースターで軽く焼き色がつくまで焼いて完成。

食パンの厚さは好みや必要なエネルギー量に応じて選んで下さい。食事だけでなく、一口サイズに切って妊娠中の補食(おやつ)として利用するのもよいかもしれませんね。

 

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