妊娠初期の下腹部が痛いのですが、どんなことが考えられますか?

妊娠初期の下腹部が痛いのですが、どんなことが考えられますか?
妊娠初期に下腹痛が起きると、赤ちゃんのことが心配になるお母さんも多いと思います。妊娠初期に起きる下腹部痛には、心配ないものと危険なものがあります。今回は妊娠初期の下腹痛の原因や注意すべき点についてわかりやすくまとめてみました。

腹痛

妊娠初期の下腹痛の原因

妊娠初期の下腹痛には、さまざまな原因があります。
例えば妊娠を継続するために必要なホルモン分泌による影響や、胎児の成長に伴う子宮の増大、流産などが考えられます。
下腹痛の場所や痛くなるタイミング、その他の症状の有無によって原因を予想することができるかもしれません。

1.子宮の増大

妊娠していない時の子宮の大きさはにわとりの卵くらいですが、妊娠11週では手を握ったこぶしの大きさになるといわれています。
胎児の成長に伴って子宮が大きくなる時に、下腹痛を自覚する妊婦さんは多いです。子宮の増大による痛みは、子宮が引っ張られるような痛み、チクチクする痛み、生理が来そうな痛み、鈍い痛みなどと表現されます。
着床出血といって、受精卵が子宮内膜に着床した時に出血をする方がいます。生理とほぼ同じタイミングで出血を認め、下腹痛もあるので妊娠に気づかず通常の生理と勘違いをする方もおられます。
通常の生理より出血量が少ない、基礎体温が高い、などの症状が伴う時には、念のため妊娠検査薬で確認するようにしましょう。

2.子宮周囲の靭帯のつれ

子宮は、靭帯(じんたい)とよばれるすじによって骨盤につられています。特に立ち上がった時や体をひねった時に、下腹痛として自覚することがあります。

3.消化器に関連するもの

妊娠初期には女性ホルモンのバランスが大きく変化するため、体のさまざまな部分に影響が出ます。腸もその影響が出る臓器の1つです。便秘になる方もいれば下痢や軟便になる方もいます。便秘の場合には、左側の下腹痛として自覚することがあります。
妊娠中は胎児への影響を考慮し、内服薬を選ぶ必要があります。自己判断で下剤や整腸剤などを内服しないで、医師に相談するようにしましょう。

4.子宮や卵巣に関連するもの

子宮や卵巣に関連する下腹痛の場合には注意が必要です。その理由は、妊娠初期には流産や子宮外妊娠による卵管破裂などが起きる可能性があるからです。他にも子宮筋腫や子宮内膜症、卵巣嚢腫を合併して妊娠した方は、場所や大きさによって妊娠経過中に下腹痛を伴うことがあります。
鋭い痛み、増強する痛み、出血を伴う痛みの場合には、子宮や卵巣に関連する危険な痛みの可能性があるためなるべく早めに病院に連絡するようにしましょう。

5.その他の内科的疾患

妊娠中にも膀胱炎や尿路結石、急性虫垂炎などの病気を発症することがあります。これらの病気の場合には、下腹痛だけでなく血尿や背部痛、発熱、腹痛などさまざまな症状を伴います。特に妊娠初期は、レントゲン撮影や内服薬などによる影響が胎児へ出やすい時期です。病院受診時には、医師に妊娠していることを伝えるようにしましょう。

妊娠初期の下腹痛の危険なサイン

妊娠初期の下腹痛の原因の中で、危険なものは子宮や卵巣に関連する痛みです。妊娠初期には流産や子宮外妊娠が起きる可能性があります。すぐに病院に連絡した方がよい危険なサインを以下に挙げます。

1.鋭い痛み、増強する痛み

下腹痛がなかなか治まらず、痛みが強くなるような時には流産や子宮外妊娠の可能性があります。ほとんどの場合、妊娠初期の流産は安静にするしか方法がありません。しかし、安静にしていても痛みが治まらない場合には流産が進行している可能性もあるため病院に連絡するようにしましょう。

2.出血を伴う下腹痛

流産や子宮外妊娠の場合には、出血を伴う下腹痛を起こすことがあります。胎嚢(たいのう)を子宮の中に確認するまでは子宮外妊娠を否定できません。子宮外妊娠の場合には、妊娠した場所である卵管などが破裂して大出血を起こす可能性があります。

3.めまいや意識障害を伴う下腹痛

めまいや意識障害を伴う下腹痛の場合には、子宮外妊娠による腹腔内出血の可能性があります。子宮外である卵管などに妊娠した場合、妊娠の進行に伴い卵管が破裂し、お腹の中に大量に出血を起こすことがあります。命に関わるので、本人や家族がなるべく早く病院に連絡する必要があります。

妊娠初期に注意すべきこと

妊娠初期は体調の変化もあり、日常生活や仕事などを思うようにできないことがあります。無理をしてストレスを溜めたり、寝不足になると妊娠中の体にも負担がかかってしまいます。また、激しい運動や自転車に乗る、長時間立つ、重いものを持つなどの行為は子宮に負担がかかるので控えるようにしましょう。妊娠初期の流産は、染色体異常などによるものがほとんどなので安静にしていても流産してしまうことはあります。しかし、妊娠初期に注意すべきことを守るようにしないと流産のきっかけになってしまう可能性は否定できません。
母子共に健康でいるために、妊娠中はいつもより安静に体を大事にしてください。

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