排卵痛と生理痛の違いとは?

健康な女性であれば、定期的に排卵が起こり、妊娠しなかった場合には生理がきます。しかし、排卵と生理の時には痛みやその他の症状を伴うこともあります。今回は排卵痛と生理痛の違いや対処法について分かりやすくまとめます。

排卵痛と生理痛の痛みの違い

排卵痛と生理痛の痛みの違いを理解するためには、まずそれぞれの痛みが起こる原因を知ることが大切です。

・排卵痛の痛みの原因

健康な女性では、毎月左右どちらかの卵巣から1つの卵子が飛び出し卵管内へ取り込まれます。具体的には、卵巣の表面にある卵胞が徐々に大きくなり、成熟した時に破れて中にある卵子が飛び出てきます。卵巣の表面が破れる時に、少量の出血を伴うことがあります。排卵痛の痛みの原因は、卵巣からの出血がお腹の中で腹膜に触れることによると考えられています。腹膜は痛みに敏感な組織なので、少量の出血でも痛みを強く自覚することがあります。

・生理痛の痛みの原因

正常な生理周期は25-38日といわれているので、健康な女性の場合には1か月に1回は生理が起こります。生理の時には、受精卵のために準備された子宮内膜が妊娠しなかった場合には不要になるため、血液と共に排出されます。子宮内膜や血液をスムーズに子宮の外へ排出する時にプロスタグランジンという物質が分泌され、子宮の収縮を促すことが生理痛の主な原因と考えられています。若い女性で、妊娠や出産の経験がない場合には子宮が未成熟なことや子宮の入り口が狭いことも生理痛の原因になります。また、冷えやストレスも生理痛を増悪させるといわれています。

ただし、生理痛が重くて日常生活に支障が出る、鎮痛剤を内服しても効かない、生理の度に生理痛がひどくなる、などの症状がある場合には、子宮内膜症や子宮筋腫、子宮腺筋症などの病気が隠れている可能性があるので要注意です。

排卵痛と生理痛の原因がわかると、大きな違いは痛みの起きる時期だということに気づきます。排卵痛は排卵時、つまり生理予定日の約2週間前に起こり、生理痛は生理と共に痛みを自覚します。
痛み方の違いに関しては、排卵痛は排卵した卵巣側の下腹部に偏って痛みを感じることがありますが、生理痛は下腹部全体の鈍痛となることが多いです。しかし、排卵痛でも左右どちらかではなく、下腹部の鈍痛と感じる方もいます。

排卵痛と生理痛に伴う症状の違い

排卵痛は、卵巣からの出血量の量によって痛みや症状の出かたが違うことがあります。下腹部の鈍痛だけの方もいれば、吐き気や腰痛、発熱を伴う可能性もあります。
生理痛の主な原因はプロスタグランジンの分泌なので、全身にさまざまな症状を起こす可能性があります。例えば頭痛や腰痛、吐き気や下痢を伴うことがあります。

排卵痛と生理痛に対する対処法

排卵痛も生理痛も、日常生活に支障をきたさない程度であれば問題ありません。しかし、痛みのために学校や会社を休まなくてはいけない場合には何らかの対処をした方がよいです。
排卵痛の場合には、お腹の中の出血が徐々に吸収されて痛みが改善していくことがほとんどです。痛みが強い場合には、一時的に鎮痛薬を内服するのも対処法の1つです。

生理痛に対しては、病院を受診すると排卵を抑える作用のある低用量ピル、鎮痛剤、漢方薬などの内服薬が処方されることがあります。鎮痛剤は、ドラッグストアや薬局などで購入することもできます。生理痛は血行をよくすると症状が改善される可能性があるので、足浴や腰浴、カイロでの下腹部の保温、ストレッチや体操なども効果があると考えられています。

質問に返信

入力エリアすべてが必須項目です。メールアドレスが公開されることはありません。

内容をご確認の上、送信してください。

 

Copyright© 2015 hugmama. All rights reserved.